若冲展に行ってきました。
仙台市博物館にて、伊藤若冲展を観てきました。
ギャラリーに入るなり、迫力の屏風絵。 芦雪の白い象と黒い牛にちょこんとわんこが斜め座りをして、ほっこり。迷いのない筆の流れるような、線のボリューム感に圧倒。
日本画はどうやって描くのかわからないのですが、筆致や墨の濃淡で描くことはどれだけ難しいか想像もつきません。日本人ってすごいな。特に、雪の松と梅にカラスとウサギ。
静謐な、水墨画。 リズミカルな緊張感漂う、鶴の屏風。
生き生きとした風俗画や、ユーモアあふれる達磨や猿の絵。
四季の美を写した、繊細な植物画。
日本女性の艶っぽい目と口元、衣装の素晴らしさに目が奪われる美人画。
華麗な歴史絵巻。
そして、若冲の「鳥獣花木図屏風」。これは、猿で、モモンガ?、なんで海に馬がいるの?この毛むくじゃらは何の動物? なんだかわからないけれど、すごく楽しい絵。そして、大迫力!
小学生らしき男の子が、横山大観にじっと見入っているかと思えば、お父さんに肩車された女の子が「どうして、こんなの見る必要があるのーー」とつまらそうに大人びた言葉づかいで話してる。
購入したカタログを開くと、表紙の裏に、地震直後の子供たちの写真とインタビューが掲載されていました。
読んでいくうちに、じわっと涙が出てくるし、コレクションを提供してくださったプライス夫妻のインタビューを読んで、さらに涙が止まりません。心からありがとうと言いたいです。
美しいもの、楽しいものに触れるだけで、日常のもろもろから自分を一気に切り離なすことができます。
遠くに旅に行けなくても、別の世界を旅をした気分になれるのがいい。
そして、また平凡な日常生活も新鮮な気持ちで取り組める。
5月6日まで仙台市博物館にて。
そのあとは、岩手、福島を巡回するようです。
子供たちには特に、童心を忘れてしまった大人にもぜひ、ご覧になっていただきたいなあと思います。
by fakkotica
| 2013-04-09 07:50
| daily life
バラと庭の木々のことやアロマテラピーやハーブについて。キングチャールズスパニエルの妹との生活。
by Fako voix
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
最新の記事
今シーズンの庭3 ~イングリ.. |
at 2014-07-28 20:37 |
ぬか漬け美人とコーボンのぬか.. |
at 2014-07-24 21:26 |
赤ちゃんも使える虫よけアロマ |
at 2014-07-22 16:20 |
梅雨の頃のハーブティー |
at 2014-07-18 08:30 |
ゴッホのひまわりが仙台にきま.. |
at 2014-07-17 09:00 |
カテゴリ
全体daily life
aromatherapy
flower essence
cosmetics
herb
gardening
travel
short trip
therapy etc.
画像一覧
検索
タグ
フィリスバイドライフログ
外部リンク
その他のジャンル
フォロー中のブログ
イタリア料理教室 Buo...La Fleur
NOYAU et cet...
浜松の刺繍教室 l'At...
気ままな日々綴り
*お願い*
- このブログに掲載されている写真・画像・イラストなどを無断で使用することを禁じます。